先に結論
3歳の子ども1人を乗せるため、坂道のある片道約2kmの平日利用用にPAS babby を選びました。電動アシストは、後ろからやさしく押してもらうような感覚で、坂道でも違和感なく使えています。
ギュット・クルームEX のキーを出さずに解錠できる機能は魅力でした。ただ、購入時に感じた価格差と、マットユーカリの色を含めた見た目で、PAS babbyに決めました。
2026年4月、イオンバイクの店頭で175,000円 で購入。防犯登録は含まれ、保険・送料は含まれていません。
充電は週1回。2週間ぎりぎり持ちそうな感覚ですが、坂道、荷物、走行モードで変わるため、余裕を見て充電しています。
いちばん見落としたのはマンションの駐輪ラック でした。前輪が仕切りの間に入らず、現在はラック外に停めています。購入前に、実車をラックへ入れて確認することをおすすめします。
3歳の子ども1人を乗せるために購入し、坂道のある片道約2kmの平日利用で約3か月使った記録です。子どもの体格、運転者の身長、道、駐輪場、購入時期によって適した車種と費用は変わります。価格と使用感は、わが家の購入・利用時点のものです。
PAS babbyを選んだ条件
子どもを乗せられる電動自転車が必要になったのは、3歳の子どもとの移動で坂道を避けられなかったからです。平日は片道約2km。短い距離でも、子どもと荷物を乗せて坂道を上がるなら、電動アシストは欲しいと考えました。
選んだのは、ヤマハの後ろ乗せモデルPAS babbyです。色はマットユーカリ。後ろの純正レインカバーも一緒に使っています。
執筆時点の公式仕様では、PAS babbyは20×2.125HEタイヤ、タイヤ幅は約5.3cm、車両重量は33.3kgです。15.8Ahのバッテリーで、メーカー公表の一充電走行距離は強モード51km、スマートパワーモード58km、オートエコモードプラス77kmです。ただし、この距離は平坦路と上り坂を含む所定条件での試験値です。実際の距離は坂、荷物、気温、走り方で変わります。(ヤマハのPAS babby公式仕様)
わが家では、週1回充電しています。2週間ぎりぎり持ちそうに感じますが、充電切れを試すつもりはなく、週末などに充電する運用にしました。
ギュット・クルームEXと迷ったこと
PAS babbyを買う前は、パナソニックのギュット・クルームEXも候補でした。
決め手になりそうだったのは、キーをカバンから出さずに解錠できる「ラクイック」です。子どもと荷物がある朝は、鍵を探さなくてよいのが魅力に見えました。公式には、手元スイッチの電源を入れると後輪サークル錠が自動で解錠する仕組みです。(ギュット・クルームEX公式)
一方で、購入時に感じた価格差は小さくありませんでした。わが家はキーレス解錠のためにさらに費用を出すより、PAS babbyのマットユーカリの色と購入価格を優先しました。
この比較は、どちらが優れているかを決めるものではありません。ギュット・クルームEXは前子乗せが標準のモデルで、後ろ用チャイルドシートも別売で装着できます。PAS babbyとは座席構成も購入時の見積もりも同じではないため、店頭で必要な座席・レインカバー・防犯登録まで入れた総額を比べるのが確実です。
購入価格と含まれていたもの
2026年4月にイオンバイクの店頭で買い、支払った金額は175,000円でした。
| 項目 | わが家の内容 |
|---|---|
| 車種 | ヤマハ PAS babby |
| カラー | マットユーカリ |
| 購入時期 | 2026年4月 |
| 購入価格 | 175,000円 |
| 含まれていたもの | 防犯登録 |
| 含まれていなかったもの | 保険、送料 |
| 追加で使っているもの | 後ろ用の純正レインカバー |
自転車本体の価格だけでは比較しにくいと感じました。チャイルドシートが標準か、レインカバーを付けるか、防犯登録や保険をどこまで含めるかで、支払額が変わるためです。
3か月使った感想:坂道では「後ろから押してもらう」感じ
電動アシストに初めて乗った感想は、思っていたより自然でした。急に引っ張られる感じではなく、坂道で後ろからやさしく押してもらうように進みます。子どもを後ろに乗せても、坂道だからと構えることが減りました。
ただし、アシストがあるからといって車体が軽いわけではありません。子どもを乗せた状態での出し入れや駐輪は、走っているときとは別の難しさがあります。購入前に試乗するだけでなく、スタンドを立てた状態で子どもを乗せ降ろしする動作も確認したほうがよかったと思います。
買ってよかったアクセサリーは純正レインカバー
一緒に買ってよかったのは、後ろのチャイルドシートに付けるヤマハ純正レインカバーです。雨の日だけでなく、急な天気の変化を気にせず使える状態にしておくと、平日の準備が少し楽になります。
PAS babbyは年式やチャイルドシートによって適合するカバーが異なる可能性があります。ネットで買う場合は、商品名だけで決めず、販売ページの適合車種・型番を確認してください。わが家が使っているものと、検索結果に表示される商品が同一とは限りません。
駐輪ラックに入らなかった
いちばん困ったのは、マンションの駐輪ラックです。
以前、同じマンションではヤマハの電動自転車がラックに入っているのを見ていたので、PAS babbyも大丈夫だろうと考えていました。ところが、前輪がラックの仕切りの間に入りませんでした。
公式仕様のタイヤ幅は約5.3cmです。ただ、以前そのラックに入っていた自転車の正確な車種やタイヤ幅は分かりません。写真のようにラック側の仕切りの形も影響するため、「PAS babbyのタイヤが以前より太くなったから入らない」とは断定できません。
ここは、カタログの全幅だけでは判断できない部分でした。自宅や保育園・職場の駐輪場を使う予定なら、次のどちらかを購入前に済ませたほうがよいです。
- ラックの最も狭い内幅を測り、タイヤ幅だけでなく仕切りや前輪止めの形も写真に残す
- 候補車を実際にラックへ入れてみる
特に古いラックは、一般的な細いタイヤを前提に作られていることがあります。停める場所は毎日使うので、試乗と同じくらい大事な確認でした。
3か月後、前ブレーキのゴム部品を交換した
購入から約3か月後、前ブレーキのゴム部品がすり減って効きが悪くなり、2,500円で交換しました。明細がないため、部品の正確な名称や、なぜ早くすり減ったのかは分かりません。一般にリムを押さえるゴム部品はブレーキシューと呼ばれますが、この記事では「前ブレーキのゴム部品を交換した」という個別の記録にとどめます。
購入店からは、前ブレーキを多用せず後ろブレーキを使う意識を持つよう説明を受けました。ただし、これはわが家が受けた説明であって、前ブレーキを使わなくてよいという意味ではありません。消費者庁は、幼児乗せ自転車では前後両方のブレーキの点検・保守が重要だと案内しています。効きに違和感があれば乗り続けず、購入店などで点検してもらうことにします。(消費者庁の注意喚起)
購入前に確認したいこと
最後に、実際に買ってから「先に見ておけばよかった」と思ったことをまとめます。
- 子どもの年齢・身長・体重に、座席の公式条件が合うか
- 子どもを何人乗せる可能性があるか
- 坂道、片道の距離、荷物の量で、どのアシスト感が必要か
- 駐輪ラックに前輪が実際に入るか
- スタンドを立てた状態で、子どもを乗せ降ろしできるか
- 本体だけでなく、レインカバー、防犯登録、保険を入れた総額はいくらか
- 点検や修理を頼める店が近くにあるか
わが家では、坂道への不安は電動アシストでほぼなくなりました。一方で、毎日停めるラックは自転車を買った後では変えにくい条件です。カタログと試乗だけで決めず、普段の駐輪場所まで含めて選ぶのがよかったです。
