2026年8月2日、江戸川区の「魔法の文学館」へ3歳の娘と行ってきました。SNSで見かけてからずっと気になっていた場所です。今回は私と娘、私の両親、娘のひいばあちゃんの5人で訪れました。

最初に答えると、魔法の文学館は3歳でも十分楽しめました。画面のキャラクターと会話したり、絵本の場面が動き出す仕掛けを何度も試したり。本を読む時間も含めて、館内で約2時間過ごしました。

そして、楽しめたのは娘だけではありません。大人は懐かしい絵本を見つけたり、角野栄子さんの作品や本への思いに触れたりできます。エレベーターと座る場所もあり、幅広い世代でゆっくり回れました。

3歳の娘と行って分かったこと

  • 3歳以下は入館無料。娘は館内で約2時間楽しめた
  • 黒猫シアターではリンゴちゃんと会話できた
  • 魔法をかける場面は怖がったものの、仕掛け扉は何度も開けていた
  • 普段の図書館より、いろいろな種類の本を手に取っていた
  • エレベーターと座る場所があり、祖父母も休みながら回れた
  • 大人も懐かしい絵本や、角野栄子さんの考えに触れられる

3歳の娘、祖父母と5人で訪問

訪れたのは2026年8月2日の日曜日です。車を野球場近くの駐車場に停め、文学館まで5分ほど歩きました。道は少し坂になっていましたが、階段はありませんでした。

今回は娘から見た祖父母とひいばあちゃんも一緒です。館内は座る場所が多く、エレベーターも利用できました。

予約はせずに行きましたが、待たずに入館できました。館内も空いていて、それぞれの場所で急かされることなく過ごせました。ただし、公式案内では事前予約が基本で、予約状況に余裕がある場合のみ当日受付が可能とされています。この日はたまたま余裕があったと考え、出発前に公式の当日受付状況を確認するのが安心です。

入口を入ると、いちご色で統一されたコリコの町が広がります。最初から角野栄子さんの物語の世界に引き込まれるようでした。

最初に入った黒猫シアターでリンゴちゃんと会話

最初に向かったのは黒猫シアターです。私たちが訪れたときは待ち時間がなく、すぐに入れました。

シアターには、画面の中のキャラクターとお客さんが会話できる時間があります。私たちが見た回では、リンゴちゃんが2人ほどを指名して質問していました。そして、娘も話しかけてもらえることに。

「いつも何で遊んでるの?」と聞かれ、娘は「でんしゃ」と答えました。最後に「リンゴちゃん好きって言ってー」とお願いされると、「リンゴちゃん好きー!」と大きな声で返していました。

ただ、その後にリンゴちゃんが魔法をかける場面では怖がっていました。3歳でも会話は楽しめましたが、映像や演出の受け止め方は子どもによって違いそうです。

なお、指名される人数やプログラムの内容は、私たちが参加した回の体験です。毎回同じとは限りません。

仕掛け扉は何度も開けたくなる

シアターを出た後は、大きなモニターにある仕掛け扉へ向かいました。

扉を開けると、絵本の一場面が魔法をかけられたように動き出します。絵本が浮き出してくるような演出もあり、娘は気に入った様子。閉じては開け、また閉じては開けて、何度も繰り返していました。

先ほどのシアターでは魔法を怖がっていた娘ですが、自分で動かせるこちらの仕掛けは何度も試していました。

普段の図書館より、いろいろな本を手に取った

次は、家の形をした本棚が並ぶコーナーへ。『魔女の宅急便』をはじめ、角野栄子さんの作品を中心に読みました。靴を脱いで上がれる場所もあり、大人が交代で娘に読み聞かせをしながら、ゆっくり過ごせました。

なかでも娘が気に入ったのは、角野栄子さん作、垂石眞子さん絵の『ぼくのたからものどこですか』です。普段図書館へ行ったときよりも、いろいろな種類の本を手に取っていました。

その後は2階のライブラリーへ。うさぎのような椅子に座ったり、本を読んだり、窓辺に座ったりして過ごしました。

いちご色の本棚の間に置かれた、うさぎの耳のような背もたれの子ども用椅子
うさぎのような椅子に座ったり、窓辺へ移動したりしながら本を読みました。

本を読む場所が一つに決められていないので、そのときの気分に合わせて移動できます。娘も、うさぎの椅子と窓辺を行き来しながら本を読んでいました。

大人にも伝わる、自由に本を楽しんでほしいという思い

魔法の文学館の公式ライブラリー紹介では、赤ちゃんから大人まで、好きな本を好きな時に、好きな格好で、好きな場所で自由に読める空間と案内されています。

角野さんも江戸川区との対談で、子どもたちがあぐらをかいたり寝転んだりして本を読む姿を見るとうれしくなると話しています。きちんと座ることだけを求めず、くつろいで夢中になる姿を大切にしていることが伝わってきます。

実際に訪れてみると、その思いが館内のあちこちに表れているように感じました。椅子も本棚も、ただ本を保管するためのものではなく、「ここで読んでみたい」と思える形になっています。

娘が普段より多くの種類の本を手に取ったのも、自由に選び、好きな場所へ持っていける雰囲気があったからかもしれません。

そして、大人にとっても楽しい場所でした。子どものころに読んだ懐かしい絵本を見つけたり、角野さんの作品や本に対する考えに触れたり。子どもを遊ばせるためだけに付き添うのではなく、大人も一緒に本の世界へ入れます。

いちご色の壁に、さまざまな言語で出版された本が並ぶ展示
館内には、さまざまな言語で出版された作品も並んでいました。

駐車場から徒歩約5分。館内にはエレベーターも

公式のアクセス案内では、車で行く場合は「なぎさ公園東第1駐車場」「なぎさ公園東第2駐車場」が来館者用駐車場です。34台分あり、料金は最初の1時間が200円、以降1時間ごとに100円と案内されています。

私たちは野球場近くに車を停め、文学館まで5分ほど歩きました。少し坂道でしたが階段はなく、ひいばあちゃんも一緒に向かえました。

館内にはエレベーターがあり、1階にも2階にも座れる場所がたくさんあります。誰かが座って休みながら、娘の読書を見守ることもできました。

3階にはカフェ・キキもあります。今回は別の場所で食べることにしていたため利用しませんでした。

見学を終えて外へ出た後、娘が乗りたがったパノラマシャトルにも一駅だけ乗りました。娘はとても喜んでいて、次はもっと遠くまで乗ってみたいと思っています。

3歳以下は無料。予約なしで入れるかは当日確認を

2026年8月3日時点の公式料金は次のとおりです。

区分通常料金江戸川区在住・在勤・在学者
一般(15歳以上)700円500円
こども(4歳〜中学生)300円200円
3歳以下無料無料

入館日時はインターネットで2カ月先まで予約できます。予約状況に余裕がある場合は、予約なしでも当日受付で入館可能です。私たちは日曜日に予約せず訪れましたが、待ち時間はありませんでした。

ただし、同じ日曜日でも混雑状況は変わります。予約なしで行く場合は、当日に魔法の文学館の利用案内から受付状況を確認してください。

3歳でも、大人でも、本との出会いを楽しめた

魔法の文学館で、3歳の娘は約2時間しっかり楽しめました。

リンゴちゃんと会話できたこと、仕掛け扉を何度も開けたこと、普段よりいろいろな本を手に取ったこと。映像を少し怖がる場面もありましたが、その後は仕掛けや読書を楽しんでいました。

祖父母やひいばあちゃんも、座って休みながら一緒に過ごせました。子どものためだけではなく、大人も懐かしい絵本や角野栄子さんの思いに触れられる場所です。

3歳の子どもが本を読むか分からなくても、仕掛けやシアターをきっかけに、いつもとは違う一冊を手に取るかもしれません。私たちにとっては、家族みんなで本の世界に入れたおでかけになりました。