3歳子連れ・青森2泊3日旅行記〈全4編〉

  1. ① 旅の始まり編:どこかにビューーン!
  2. ② 青森市編:1日で大満足の観光プラン
  3. ③ 奥入瀬・十和田湖編:抱っことバスの失敗(この記事)
  4. ④ 青森屋編:怖かったねぶたが大好きに

「新緑の奥入瀬を、娘と手をつないで歩けたら最高だね」

出発前は、そんな場面を想像していました。実際に見た6月の渓流は期待以上。でも3歳児との現実は甘くなく、娘はほとんど歩かず「抱っこ!」。しかも帰りのバスに間に合わず、最後は父が車を取りに本気で走ることになりました。

きれいだった! でも大変だった!

  • 石ケ戸から雲井の滝まで歩き、父だけ石ケ戸へ戻って車を取った
  • 車で銚子大滝へ移動。数台分の駐車スペースに運よく停められた
  • 3歳児は普段歩けても、足元や水音に疲れて抱っこになることがある
  • 青森市借り・八戸返しの乗り捨ては23,690円。旅程を一方向にできた
  • 景色は期待以上。次は短い区間に絞り、バス1本分以上の余裕を持ちたい

青森市で借り、八戸で返す乗り捨てプラン

朝は青森市の「くどうラーメン」へ。煮干しの香る一杯を食べてから、8時にトヨタレンタカー青森安方店を出発しました。取り分け用のお皿、子ども椅子、子ども向けメニューもあり、小さな子どもと一緒に入りやすいお店でした。レンタカーはじゃらんで予約し、禁煙のコンパクトカーに3歳児用のチャイルドシートを付けています。

くどうラーメンで食べたチャーシュー、メンマ、ねぎがのったラーメン

2日目は朝ラーメンからスタート。これから奥入瀬へ向かう日の、しっかりした腹ごしらえになりました。

返却は翌日14時までに八戸駅西口店。青森市へ引き返さず、奥入瀬、十和田湖、青森屋、八食センターと一方向に巡り、八戸から新幹線に乗る計画です。

レンタカーの内訳金額
基本料金15,840円
乗り捨て料金6,600円
チャイルドシート1,650円
免責補償2,200円
クーポン−2,600円
実際の支払額23,690円

乗り捨て料金は6,600円かかりましたが、青森まで約2時間戻る行程をなくせました。3歳児連れでは、安さだけでなく、同じ道を戻らないことにも価値があります。

  1. 08:00青森安方を出発コンパクトカー+チャイルドシート
  2. 09:30頃石ケ戸休憩所トイレを済ませて散策へ
  3. 昼前後雲井の滝・銚子大滝・十和田湖徒歩と車を組み合わせ、湖畔で休憩
  4. 15:00頃星野リゾート 青森屋翌朝までホテル内で過ごす

石ケ戸周辺から散策スタート

青森市から約1時間半、9時30分ごろに石ケ戸休憩所へ到着しました。この時点で駐車場はかなり埋まっていて、わが家はギリギリ駐車できたという印象です。周辺の路上にも車が多く、かなり混乱して見えました。車で向かうなら、少しでも早めの到着が安心だと思います。

売店とトイレがあるので、車を止めたあとはここでひと息。子連れだと、歩き始める前にトイレ、おやつ、飲み物を全部確認できるだけでホッとします。

木々の間を穏やかに流れる新緑の奥入瀬渓流

水面が鏡のように穏やかな場所。数分進むと、今度は白く波立つ流れが現れます。

奥入瀬渓流は、焼山から十和田湖の子ノ口まで約14キロ。川沿いに遊歩道と車道、バス停が続きます。わが家は全区間を歩いたのではなく、石ケ戸周辺を中心に、車とバスを組み合わせて景色を見ました。

木漏れ日の中、苔むした岩の間を白く流れる奥入瀬渓流
木漏れ日、苔、水の音。写真を撮る手が止まらない景色でした。
新緑と苔むした岩の間を勢いよく流れる奥入瀬渓流

緑の濃さと水の白さが目の前いっぱいに広がります。抱っこは大変でも、来てよかったと思えた景色です。

石ケ戸から雲井の滝へ。3歳児はほとんど抱っこ

石ケ戸から雲井の滝まで歩きました。親の頭の中では、緑の中を一緒に歩く素敵な親子旅。でも娘は、ほとんど歩きませんでした(笑)。水の音、木の根や石ででこぼこした足元、初めての長い遊歩道。大人には気持ちよくても、娘にはちょっと怖かったのかもしれません。

結局ほとんど抱っこで進み、景色は最高でも親の腕と足にはなかなか厳しい散策になりました。

「普段どれくらい歩くか」だけでは読めませんでした

幼児は、眠気、音、足元、人の多さで急に歩けなくなります。奥入瀬では、最初から抱っこ時間を行程に含め、短い区間で満足する計画のほうが家族全員に余裕が生まれます。

10時25分のバスに間に合わず、父だけ石ケ戸へ戻る

この日いちばん焦ったのが、雲井の滝から駐車場所へ戻る10時25分のバスに間に合わなかったことです。「え、もう行っちゃった?」と時刻表を見て固まりました。次の便は約2時間後。ここで待つより車を取りに戻ったほうが早いと判断しました。

結局、母と娘は雲井の滝側で待ち、父だけが石ケ戸休憩所まで走って車を取ってくることに。走ると約20分で駐車場に着き、そのあと車で迎えに来てもらいました。娘を抱いて予定より時間がかかったうえ、車を置いた場所へ戻る方法まで崩れてしまい、景色の余韻どころではありませんでした。

奥入瀬は、車を置いて一方向へ歩き、路線バスで戻る組み方ができます。ただし、幼児連れは予定どおりの速度で進めません。抱っこになれば歩く速度だけでなく、休憩回数も増えます。

2026年6月に現地で撮影した奥入瀬・青森・八戸方面のバス時刻表

2026年6月に現地で撮影した時刻表。運行期間や予約条件が便ごとに異なります。写真は旅の記録として掲載し、次回の計画には使わず最新の公式時刻表を確認します。

JRバス東北の路線案内では、運行日、便、予約の要否が掲載されています。季節運行で内容が変わるため、旅行直前に公式ページで確認し、スクリーンショットも保存しておくと安心です。

車を回収したら、銚子大滝へ

雲井の滝で合流したあとは、そのまま車で銚子大滝へ向かいました。

銚子大滝の近くには駐車スペースがありますが、停められるのはほんの数台。わが家は運よく停められたものの、空いているかどうかは到着してみないと分からない印象でした。

新緑の森の中で幅広く流れ落ちる銚子大滝

車で立ち寄った銚子大滝。駐車できる台数が少ないので、見られたらラッキーくらいの気持ちがよさそうです。

十和田湖では、親子でひと休み

奥入瀬のあとは十和田湖へ。森の中から視界の開けた湖畔へ出ると、同じ水辺でも空気ががらりと変わります。奥入瀬ではほとんど抱っこだった娘も、浜辺では枝を持って遊び、この日一番よく歩きました。

湖ではスワンボートにも乗りました。岸から眺めるだけでは分からなかった水の透明感にびっくり。娘にとっても、歩かずに景色を楽しめる時間になりました。

青空と山に囲まれた十和田湖の桟橋
歩く予定を減らし、湖畔で自由に過ごす時間が3歳児には合っていました。
十和田湖のスワンボートから見た、透明な湖水と緑に覆われた岩岸

スワンボートから見ると、岸の近くは水底が見えるほど透明。抱っこ続きだった親子の、のんびりした時間になりました。

十和田湖畔の「マリンブルー」では、まずカレーを食べて昼休憩。そのあと、りんごがごろごろ入ったアップルパイもいただきました。パイ生地の中に大きなりんごが重なっていて、見た目以上の食べ応え。冷たい飲み物と一緒に、湖を眺めながらゆっくりしました。

十和田湖畔のマリンブルーで食べた、大きなりんご入りのアップルパイとアイスティー

マリンブルーのアップルパイ。青森らしいりんごのおやつで、散策後の体力を回復しました。

このあと青森屋へ向かい、15時ごろチェックイン。奥入瀬で使い切った親の体力を、ホテルの温泉と食事に救ってもらうことになります。

次に行くなら、こう変える

今回よかったこと

  • 新緑と水の色は期待以上だった
  • 石ケ戸を起点にトイレと休憩を確保できた
  • 乗り捨てで青森へ戻らずに済んだ
  • 十和田湖で子どもの自由時間を作れた

次に変えること

  • 散策区間を最初から短くする
  • 子どもが全く歩かない前提で時間を計算する
  • 帰りは、目指すバス停を手前にする
  • 車を回収する場合の待機場所を先に共有する

それでも「3歳児には奥入瀬は無理だった」とは思いません。短い時間でも、あの水の色や森の匂いを家族で味わえたのはよい思い出です。

ただし次に行くなら、最初から「きっと歩かない」と思って予定を半分にします。何キロ歩けたかより、みんなが笑って景色を見られたか。子連れ旅は、それくらいの目標がちょうどいいのだと思いました。

抱っことダッシュで疲れたあと、旅で一番楽しみにしていた青森屋へ。

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